NORMAL＆BITTER END


NORMAL END 『愚者の選択』


到達条件：どんな行動の結果であれ、部屋の崩壊に飲み込まれる
探索者がふと夜中に目を覚ますと、そこは見慣れた自分の寝室。
時計を確認すると、寝た時間から1時間ほどしか経っていない事がわかった。
夢…だったのだろうか？
変な時間に目が覚めてしまったため、水でも飲もうかとキッチンへ行き、コップに水を注いで飲み干したところで、
先程まで見ていた夢のような空間での、最後の瞬間が思い出された。
湧き上がってくる後悔と、あの夢を仕組んだ何者かへの怒り。
自分がもっと冷静だったなら、その何者かを出し抜けていたのだろうか──
そんな事を考えているうちに、いつしか完全に目が冴えてしまったようだ。
ため息をつき、もう一杯水を飲みながら、明日はちゃんと起きられるだろうか…と、探索者の思考は、いつの間にかそう切り替わっていたのだった。

SAN回復 シナリオクリア 1d6
クトゥルフ神話技能 +2％

BITTER END 『後悔先に立たず』


到達条件：少女を牢から出さず、自分達だけで脱出する / 空間崩壊時に非常口に鍵開け成功
差し込む光の眩しさにゆっくり目を開けると、そこは見慣れた自分の寝室。
時間は普段起きている時間よりは少し早い、といったところだろうか。
伸びをしてカーテンを開け、顔を洗いに洗面所へ向かう。
しかし、いつもと変わらぬ朝であるにも関わらず、探索者の足取りは重く、心は沈んだままだ。
仕方なかったとは言え、結果として自分(達)だけで脱出してしまったという事実が、今になって重くのしかかって来ていたのだ。
あの少女(と一緒にいた仲間達)は、無事に元の生活に戻れたのだろうか？
その事を考え始めると、否が応にも心が掻き毟られるようだ。
顔に思いっきり水を掛け、両頬を強く叩いて気持ちを奮い立たせる。
もう、こんな想いをしないように、後悔の無い人生を送ろう。
それが、少女(と仲間達)をあの空間に置き去りにした自分が、一生背負い続けるだろう業と言い聞かせて、
また、探索者の変わり映えのしない日常が始まるのだ。

SAN回復 シナリオクリア 1d6
探索者全員脱出 1d3
クトゥルフ神話技能 +2％

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